生徒会の一存
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生徒会の一存 | |||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
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ジャンル | 学園小説(生徒会)・ギャグパロディ | ||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
小説:碧陽学園生徒会議事録 | |||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
著者 | 葵せきな | ||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
イラスト | 狗神煌 | ||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
出版社 | 富士見書房 | ||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
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レーベル | 富士見ファンタジア文庫 | ||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
刊行期間 | 2008年1月19日[2] - 以下続刊 | ||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
巻数 | 既刊7巻 | ||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
その他 | 本編 | ||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
小説:碧陽学園生徒会黙示録 | |||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
著者 | 葵せきな | ||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
イラスト | 狗神煌 | ||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
出版社 | 富士見書房 | ||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
掲載誌 | ドラゴンマガジン | ||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
レーベル | 富士見ファンタジア文庫 | ||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
連載期間 | 2008年2月号(2007年12月27日発売) - 連載中 | ||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
刊行期間 | 2008年9月20日[3] - 以下続刊 | ||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
巻数 | 既刊2巻 | ||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
その他 | 番外編 | ||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
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■テンプレート使用方法 ■ノート | |||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
ウィキプロジェクト | ライトノベル・漫画・アニメ | ||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
ポータル | 文学・漫画・アニメ・ラジオ |
『生徒会の一存』(せいとかいのいちぞん)とは葵せきなによるライトノベルである。イラストは狗神煌(いぬがみきら)。富士見ファンタジア文庫(富士見書房)より2008年1月からシリーズ刊行。
当初は各巻のタイトルに必ず付けられる「碧陽学園生徒会議事録」(へきようがくえんせいとかいぎじろく)をシリーズ名としていたが、長すぎて覚えにくいので第1巻のタイトル『生徒会の一存』がシリーズ名になった[6][7]。さらに短縮されて「生徒会シリーズ」[8]と呼ばれている。
目次 |
概要
私立高校・碧陽学園の生徒会の役員たちが生徒会室で繰り広げる駄弁を書き綴った連作短編小説。各話タイトルは「○○する生徒会」となるのが基本。
作中にメタフィクションが仕組まれており、「生徒会の優秀さを全校生徒に知らしめるため会長のくりむの命令で副会長の鍵が生徒会の日々を描いた小説を執筆し、富士見書房に掛け合って出版している」としてこの小説について言及される。
作者自ら「4コマ小説」と評する[9]登場人物のコミカルなやり取りと、随所に織り込まれたパロディが特徴(特にハルヒやドラゴンボールのネタが多い[注 3])で、担当編集の中村昭子は、作品の読みどころについて「たくさんの物が詰まっていて、いろいろな楽しみ方が出来る作品」と述べている[10]。作者によれば「大事件が起こって、日常を取り戻そうとする」というよくある話を逆転し、取り戻したかった価値のある日常を書くことを企図した小説である[11]。
あとがきにおいて作者は10巻完結をほのめかしている[12]。
経緯
前作『マテリアルゴースト』の後の新作として作者は最初シリアスな「現代×異世界」の長編を構想していたが、前担当編集者からラブコメを求められたことを受けて書いた第1話が好評であったことからこの小説が生まれた[11]。「日々みんなでダベっているだけの話」であり「いろいろな意味で冒険作だった」と担当を引き継いだ編集者が振り返る作品であったが[10]シリーズ開始直後から話題を呼び、2008年7月に富士見書房の刊行するライトノベル誌『ドラゴンマガジン』(2008年9月号)の表紙を同誌史上最速で飾った[13][注 4]。編集部からは快く受け入れられ『ドラゴンマガジン』に番外編が掲載されているほか、同誌の付録としてシャーペン(2008年9月号)、生徒手帳(2008年11月号)などが作られている[11]。『このライトノベルがすごい! 2009』の作品総合ランキングでは7位(新作としては1位)を獲得し[11]、コミックとらのあなの文庫売り上げランキング(2007年10月1日 - 2008年9月30日分)では新規シリーズとしては売り上げ1位を記録している[11]。
10moによる漫画化作品が『ドラゴンエイジピュア』(Vol.12 - Vol.15)、『月刊ドラゴンエイジ』(2009年3月号 - )にて連載されている。また、水島空彦による漫画版「生徒会の一存 にゃ☆」も『コンプティーク』(2009年6月号 - )にて連載されている[14]。さらに、『ドラゴンマガジン』2009年3月号(富士見書房、2009年1月20日発売[15])及び『生徒会の四散』帯にてTVアニメ化が発表され、2009年10月から12月まで放送された。
作品舞台
本作品は公式に碧陽学園の所在地並びに作品の舞台がどこなのか明確にはしていないが、作中で度々「内地」、「道内」という表現などが用いられる、作者もブログで舞台が北海道であることをほのめかす記述をしている[注 5]ことなどから、舞台は北海道内のようである。ただし、作者は「北の大地のどこか」という認識を望んでいる[注 6]。
また、アニメ版については北海道札幌市が舞台であると作者が公表しているが[16]、北海道内では(ネット等を除き)当作品は放送されていない。
2010年2月開催の第61回さっぽろ雪まつりに、大通6丁目会場の中雪像の1つとして参加している。制作は北海道札幌平岸高等学校デザインアートコース在籍の女子6人による[17]。
続きの要素
本作は編集部から要請された「続きの要素」として、各巻にプロローグとエピローグが挿入されており[11]、生徒会を監視する《企業》の挿話を収める「企業編」は第5巻で完結[12][18]、第6巻からは卒業式前日から始まる生徒会の物語の終わりを描く「卒業編」が始まっている。
あらすじ
私立碧陽学園の生徒会役員は、一風変わった方法で選ばれる。それは純然たる人気投票。結果として生徒会長・桜野くりむを始めとする役員は美少女だらけ。その中で1人、猛勉強の末「優良枠」で役員入りした男子生徒・杉崎鍵。本作は、彼ら碧陽学園生徒会の日常を綴った記録である。
本編では1冊ごとに1か月の単位で時間が進行する[12]。
注意:以降の記述で物語・作品・登場人物に関する核心部分が明かされています。 →[記述をスキップ]
登場人物
碧陽学園生徒会
基本的に、生徒会らしい仕事を行うことはほとんどない(生徒会メンバーで駄弁る時間を少しでも増やすために、鍵が生徒会の雑務を生徒会の他のメンバー帰宅後に全て1人で片付けている)。普段の活動は各々で好きなことを行って時間を潰したり、生徒会長である桜野くりむの議題で会議をしようとしても結局は話が脱線しそのまま終了することが多い。
- 杉崎 鍵(すぎさき けん)
- 声 - 近藤隆
- 本作の主人公兼語り部(上述の通り、作中における本作の筆者)。血液型は典型的なA型[19]。私立碧陽学園生徒会副会長を務める2年生。容姿はそれなりに整った顔立ちをしている。生徒会の会話では、ボケとツッコミの両方を担当する。入学当時の成績は底辺レベル(アニメ版では最下位)だったが、美少女揃いの生徒会に入るため猛勉強の果てに年度末でトップの成績を取り、成績優秀者が希望すれば生徒会入りできる《優良枠》[注 7]で現在の役職に就いた[9]。くりむからは「杉崎」、深夏からは「鍵」、真冬からは「杉崎先輩」、知弦には「鍵」という名前から「キー君」と呼ばれている。自称エロゲ(アニメ版では全年齢対象版)・ギャルゲマニアで、自分以外は美少女だらけの生徒会を「俺のハーレム」と公言してはばからない(他の役員は誰もそのことを認めていない)。ただしゲームでは肝心のシーンは恥ずかしくて飛ばしてしまうため、その手の語彙は実は貧困である[8]。セクハラ発言のせいでぞんざいな扱いを受けることもあるが、根は善人なので「この学校で、あいつのことホントに嫌いな人間なんて一人もいない」(くりむ談)らしい[20]。深夏がいないと寂しいらしく、そこをからかわれたこともある[21]。『六花』のプロローグ・エピローグでは、卒業式前日に行方不明になり生徒会と妹の林檎とで騒ぎになっているが、『七光』のエピローグによれば、飛鳥とともに関東の旅館におり生徒会メンバーと最後を迎える為に鍵自身が決着を付けなければいけない、鍵自身だけでなく生徒会メンバー皆であえて気付かないフリをしていた「現実」を飛鳥に付きつけられる。
- なお生徒会メンバーとの初めて出会う時期は、それぞれの名前あるいは苗字に含まれた季節に対応している。
- 桜野 くりむ(さくらの くりむ)
- 声 - 本多真梨子
- 生徒会長の3年生。血液型はA型[22]。知弦には名前の「くりむ」からクリムゾン(真紅)を連想して「アカちゃん」(知弦にとっては別の意味もある。生徒会役員の過去を参照)、鍵からは「会長」、深夏と真冬からは「会長さん」と呼ばれる。成績も芳しくなく運動もできず(好きではあるらしい)、高校3年生にして何から何までお子様スケールのダメ人間。よく他の生徒会メンバーを振り回しているが、その分子ども扱いされてイジられることも多い。子ども扱いされると怒るが、知弦に対しては甘える態度を見せる。また人気投票の生徒会選挙で生徒会長に当選していることからもわかるとおり、外見と中身に反して異常なほどのカリスマ性の持ち主。鍵の言うことは聞かない生徒たちも、彼女の一喝で一斉に閉口するほどである。その一方で口を開けば空気の読めない発言や自分を棚に上げる発言、中身の伴わない正論を繰り返し人をムカつかせる才能をも合わせ持つ。自分が見聞きした名言などにすぐ感化され、本作のエピソードの多くは、彼女が名言を高らかにホワイトボートに掲示して宣言することから始まる。稀に行う仕事についてもいい加減なため、結局、鍵が後始末をすることになる。胸が小さいため「ぺったんこ」と言う言葉に弱い。極度の甘党。アニメの中での好物は、ウサマロだが、原作では甘いもの全般がすきである。バニラキャラメル味のチュッパチャップスにつられたことがある。
- 鍵との出会いは生徒会メンバーのなかで最も早く、1年前の春に学校の廊下で生徒会の書類を運んでいる時に邂逅した。鍵がエロゲ・ギャルゲマニアになったのは、そのときのくりむの発言がきっかけである(ただし、くりむは相手が鍵とは気付いてなかった[20])。
- 紅葉 知弦(あかば ちづる)
- 声 - 斉藤佑圭
- 生徒会書記であり3年生。血液型はAB型[22]。くりむとはクラスメートで親友。くりむとは正反対の大人びた容姿と落ち着いた物腰を持ち、成績は3年でトップの超優等生である。生徒会の参謀的存在なのだが、反面かなりの毒舌かつ鞭を携帯するほどのドSで、よくくりむや鍵をやり込めては楽しんでいるが、生徒会メンバー以外がくりむたちで遊ぶのは決して許さない。理想のタイプは「アカちゃん、それ以外になし」と言い切っているが、男性であれば鍵のようなタイプが好みらしい(丸め込めやすく、自分色に染める事ができるなどの理由から)[21]。しかし、『七光』で林檎から自身の鍵への想いを指摘された際には赤面して絶句するなど、本来は純真少女。機嫌が悪くなると不気味なほどの作り笑顔になる。
- 鍵の不在、もしくは会話不能時に物語の語り部となることが多い。数度、番外編での主人公を張ったこともある。
- 鍵との出会いは1年前の秋。勉強などの無理のし過ぎで貧血で倒れた鍵を、保健室に居た彼女が手際よく介抱したことがきっかけ。この時、鍵の過去を聞いた知弦は、鍵と共に過去を吹っ切ることができた。
- 椎名 深夏(しいな みなつ)
- 声 - 富樫美鈴
- 生徒会副会長で鍵のクラスメイトである2年生。血液型はO型[22]。ツインテールが特徴で、髪を解くとまるで別人のように印象が変わる。特定の部活動には所属してないが、運動神経抜群なので助っ人としてよく顔を出している。外では体を動かすのが好きだが、家ではする事が勉強位しかないので、成績は学年5位以内を取る優等生でもある。ボーイッシュな性格ゆえ女生徒からの人気が高く本人も満更ではない様子だが、リリシアに百合疑惑をかけられた時は全力で否定していた。ちなみに昔の夢は「お嫁さんになること」。母親の離婚後は男という生き物が判らなくなってしまい、「男」を理解するために少年漫画などの「熱血もの」を読むようになり、生徒会でもその手の意見を多く出している。また真冬を溺愛するシスコンであり、真冬を大事に思うあまりに幼少時に「男の汚さ」を徹底的に教え込み、男性恐怖症に陥れた元凶でもある。クラスにおける鍵との夫婦漫才には定評があるらしく(リリシア談)、クラスの皆には半ば公認カップルとして見られているらしい。ただし“相方”の鍵曰く「デレる気配が微塵もない正統派ツンデレ。」「オールナイト全時空・エバーグリーン」の「定められた一言」コーナーでは毎回精神が崩壊している。『七光』では、鍵が記憶喪失となった際に語り手をしたことがある[19]。去年の生徒会がマジメすぎたため今年の生徒会のマジメな会議は極端に嫌う。
- 鍵との出会いは1年前の夏。生徒会を目指そうとした鍵が同じ学年で生徒会役員の深夏に、「どうしたらキミみたいになれる」と質問したことがきっかけ。その時の「あたしになろうとしているヤツに、生徒会に入る資格はねえだろ」との言葉に、鍵はショックを受け、自分らしさを磨く日々に突入した[23]。
- 椎名 真冬(しいな まふゆ)
- 声 - 堀中優希
- 生徒会会計で唯一の1年生。血液型はA型[22]。深夏の妹。儚げな容姿に男性がやや苦手、かつ一人称が「真冬」と姉とは正反対の大人しい性格。一方で鍵を主人公にしたボーイズラブ小説を創作する腐女子じみた一面もある。さらに廃人だという自覚があるほど重度のゲーム好きで、RPGをあげつらったくりむを見返すために、他の生徒会メンバーを巻き込んでくりむにやらせるためだけのRPGを1本作ってしまうほどゲーマーとしての矜恃は高い。むしろ、どんな疲労もゲームをプレイした途端に心身ともに回復する体質。動画投稿サイトでは「神」と称されており[12]、オタク趣味に走りつつ金銭面で家族にまったく迷惑をかけないほどの額を稼いだりと、異様なほどネット関連でのスキルが高い。姉と違い家ではゲームなどをしているため、勉強はあまりやっていないようだが、それでも中の上には入っている優等生(?)。
- 鍵との出会いは1年前の冬。勉強やバイトやエロゲや鍛錬を体調無視で強行し力尽きて公園で倒れていた鍵を、丁度傍を通りかかった真冬が助けたのがきっかけ。男性を心の底から怖いものと思い込んでいたのに、それでも助けてくれようとした真冬を見て鍵は「こういう女の子をちゃんと守れる男になってやる」と決意した[21]。
- 『四散』時点で生徒会メンバーの中で唯一鍵に真っ直ぐな好意を示し告白もしているが、その好意は世間一般のものから大いにズレ、「告白はしたが付き合いたくはない」とのことから、真に鍵と恋愛関係になるのか、まだまだ謎。『五彩』以降は「本当に先輩(真冬ちゃん)は真冬(俺)のこと好きなんです(なんだ)よね!?」というやりとりが当たり前になるほど、お互いの扱いがある意味酷くなっている。
- 真儀瑠 紗鳥(まぎる さとり)
- 声 - 小菅真美
- 『二心』で生徒会顧問に就任した新任の国語教師。顧問教師の権力をもって生徒会に介入する。生徒会メンバーに劣らない個性派で、メンバーの会話に割って入っては場を引っ掻き回すことが多い。本人のスペックは非常に高く口では知弦ですら敵わないほどである。
- もともとは作者の前作『マテリアルゴースト』の登場人物。前作での「教師になる」という夢を叶えていたり前作での出来事を連想させる発言をいくつか零しており、世界観の繋がりを思わせる。碧陽学園には何らかの目的があって在籍している模様。その目的は『五彩』の最終話で明らかとなる。実際、彼女自身の目的は『三振』のエピローグで明らかとなるが企業の目的に関しては彼女の口からは語られない。生徒会顧問にもかかわらず出演が少ないことを気にしており、『七光』で出演を涙ながらに懇願した。
その他の登場人物
- 藤堂 リリシア(とうどう リリシア)
- 声 - 能登麻美子
- 新聞部部長。美少女ではあるが性格に問題があるため(鍵ですら彼女にはアピールをしないほど)、生徒会選挙には落選した。校内で起きた事件を翌日には記事にして掲示するほど新聞づくりに入れ込むが、「晒し上げ精神」故に、「鍵がかつて二股をかけていた」などの悪趣味なネタで行き過ぎることもしばしば。特に生徒会に入れなかった逆恨みからか、彼らの事を題材にして失敗談をかなり面白おかしく特集したため、そのことにむくれたくりむとは犬猿の仲だが、知弦の事は非常に恐れている。最近は鍵と接し彼の純粋な人間像に触れたことから、考えが変わり始める描写がある。また本人は否定しているものの鍵のことは若干気になっているようであり、この事で妹のエリスにもからかわれている。会話はお嬢様口調。実際の家はかなりのお金持ちである。
- 藤堂 エリス(とうどう エリス)
- 声 - 清水愛
- リリシアの幼い妹。『五彩』で初登場。容姿は姉をそのまま小さくしただけというほど酷似しているが、性格はとても人懐っこく、リリシアとは似ても似つかない。しかし一方で姉の教育が原因でゴシップ好きと化しており、鍵から将来を心配されるほど年齢的に嗜好の方向性が歪んでいる。また、年齢の割に聡い。鍵のことが好きで「にーさま」と呼び慕うことが原因により、くりむを始めとする他の役員達が不機嫌になることも。『七光』で再び登場、ふざけすぎたためか、鍵が一時的に記憶喪失となるきっかけを作ってしまう。
- 中目黒 善樹(なかめぐろ よしき)
- 声 - 山本和臣
- 『日常』に収録の「二年B組の一存」の主人公で、2年B組にきた転校生。前の学校でいじめられて逃げてきたことを気に病んでいたが、鍵に「それは逃げではなく強さだ」と認められて立ち直る。中性的な美少年で、奇しくも、真冬作のボーイズラブ小説に登場する鍵の恋愛相手(もちろん男)と同じ苗字であることから、鍵は善樹に好感を持たれることを警戒しているが、自身は変な人に類される宇宙姉弟とからむ(より正確に言えば守ともども巡に振り回される)ことが多いため、彼から見てまともで良い人である鍵への依存度と好感度は、高まる一方である。アニメでは最終話で正式に登場し、鍵達の前に姿を現す。
- 宇宙 巡(うちゅう めぐる)
- 鍵と深夏の同級生で「星野 巡」という芸名で活躍中のアイドル。「常識がない上に歌唱力皆無、しかも大根役者」だが、美少女なので売れているらしい。性格の悪さ故に生徒会選挙で1票も入らなかったことに苛立ち、自分の可愛さを認めさせてやると芸能界デビューして猫を被りまくって、ここまでのし上がった。鍵とは1年生の時からクラスメイトで元々彼とはいがみ合う仲だったが、去年の冬(芸能界でブレイクし始め忙しくなってきた時期)に一時行方をくらませた際、鍵が三日三晩、徹夜で冬の極寒の中で自分を探していたと知人から聞き、家族以外に始めて触れた無償の愛に心打たれて彼に想いを寄せるようになる[24]。現在ではかなりベタ惚れ状態だが、それまでの態度が変えられず未だ喧嘩友達のような間柄のままで、鍵からはやや敬遠されている。勘違いの塊でもあり、「鍵はMだから、徹底的に痛めつければ私に惚れる」などと思い込み、理不尽な暴力を行なった経験も。原作、アニメ共に自主制作映画を撮るという目的で鍵を振り回している。なおアニメ版では11話で鍵の口から名前のみの登場で、実際には登場していない。
- 宇宙 守(うちゅう まもる)
- 巡の弟で鍵と深夏の同級生(姉が4月生まれで彼が3月生まれのため、双子ではないが同学年)。クラスメイトからは巡とセットで、「スペース姉弟」と呼ばれている。複数の能力を持つ超能力者だが、その能力は非常に微妙。深夏のことが好きで事あるごとにアピールしているが、当の深夏には全く伝わっていない。深夏への思いゆえに鍵をライバル視するが、巡が失踪した時のこともあり、なんだかんだ言っても鍵と友人である事に疑問は無い模様。『ドラゴンマガジン』2009年7月号の付録の小説『生徒会の福袋 碧陽学園生徒会議事録外伝』カバー下の表紙によりビジュアルが明らかになった。
- 杉崎 林檎(すぎさき りんご)
- 鍵の義理の妹で、彼自身が語る二股の相手だった一人。今のところ『日常』収録の「杉崎家の一晩」、『六花』でのプロローグとエピローグ、『七光』収録の「歓迎する生徒会」での登場だけである(挿絵付)。鍵の一つ年下の義妹で、鍵が小学4年生の時に妹になったらしい。相当なブラコンであり、鍵に抱く感情は兄に対するものを超えてしまっている。性格は人見知りが激しく、甘えたがり。儚く病弱な雰囲気と、一人称が「りんご」であることから、『七光』で真冬からキャラがかぶってると言われた。年齢にしては精神的に幼く純粋なため、言われたことをそのまま鵜呑みにしてしまう(冗談が通じない)。2年前に鍵と飛鳥が付き合い始めた結果、大好きな兄を失ったと感じ、精神的に病んでしまい入院することになる。このことが現在の鍵を形作った大きな根となっている。
- 松原 飛鳥(まつばら あすか)
- 鍵の幼馴染で、彼自身が語る二股の相手だった一人。髪型は基本的にポニーテール。『七光』のプロローグとエピローグに挿絵付で登場。杉崎家の隣家に住んでいて、鍵とは同い年の幼馴染ということもあり、鍵のことを一番理解している人物。知弦とは別ベクトルの嗜虐嗜好がうかがえ、林檎に間違った知識を吹き込んでは鍵を困らせ、時折殺意すら抱かせていた。しかし本来仲は良いようで、彼女が杉崎家に兄妹の食事を作りに来ることが何度かあったようだ(兄妹が一切料理ができない原因だったらしい)。彼女が鍵に告白し2人が交際するようになり林檎の心が壊れたことが、現在の鍵という人間の根になっている。『七光』のプロローグの話では生徒会議事録の2巻(生徒会の二心)だけを読んだらしい。自身曰く、他人を傷つけても自分が幸せになりたいと考える利己的な人間。鍵をくりむたち生徒会メンバーといられる最終日にわざわざ呼び出し、2年前から鍵が苛み続けていた現実に決着を付けさせようとする。
- 宮代 奏(みやしろ かなで)
- 声 - 戸松遥
- 知弦の中学時代の同級生。知弦を「アカちゃん」と呼んでいた人物。小説に顔は出ていないがアニメでは顔が出たキャラ。幼少期に両親から受けた虐待が愛情であると思っていたため、知弦への愛情から彼女に酷いいじめを行っていた。知弦とは別々の高校に進学してその後会うことはなかったが、高校で自身が恋をしたことにより本当の愛情がどうあるべきなのか気付く。
- 知弦への手紙には、今、心を許している人(原作では好きな人、アニメでは生徒会のメンバー)を紹介してほしいと書かれていた。
- 残響死滅(エコー・オブ・デス)
- 声 - 櫻井孝宏
- 中目黒と同じく真冬のBL小説の中の登場人物。小説内では鍵の兄という設定。元々は深夏の考えた小説のキャラだが以降は真冬のBL小説内での登場が多くなる。
生徒会役員の過去
生徒会室内での雑談の中で生徒会役員たちの過去の苦い思い出なども語られていく。
- 杉崎鍵
- 杉崎鍵の過去は『一存』で述懐される。鍵には中学時代に幼馴染の松原飛鳥と義妹の杉崎林檎という何よりも大切な2人がいたが、鍵が飛鳥と恋人同士となり付き合い始めてから鍵を慕っていた林檎が精神的に病んで入院してしまい、恋人である飛鳥をおいてまで林檎の看病のために付きっ切りになったりして、どっち付かずの気持ちのまま中1のときに2人との破局を迎えてしまう。その後中学2年生になってから1年間学校を休み、中3の間イジメ(?)を受けていたが、高校1年初めの頃にくりむに出会い、飛鳥と林檎のことを話し彼女からどんな逆境からもヒロインを幸せに出来るゲームの主人公を見習うようにと恋愛シミュレーションゲームを勧められ、大切な人を幸せに出来なかった今の自分ではなく、ゲームに登場するように沢山の女の子を平気な顔で幸せにする「コイツらの側」になってやると決心し、鍵にとっての理想の「主人公」を目指すうち今の人格が形成されていった[9]。そしてそのために勉強やバイト、ゲームを必死で頑張っていた過程で他の生徒会メンバーと出会い自分の想いと決意を確かなものにしていった。なお悲劇的バッドエンドを迎えた飛鳥と林檎の2人であるが、近頃よりを戻していて比較的良好な関係に戻っている模様である。
- 紅葉知弦
- 紅葉知弦の過去は『二心』で明かされる。彼女は実は中学生の頃、宮代奏から酷いイジメを受けており(奏にとっては知弦に対する精一杯の愛情表現であった)、それから逃れるために自分の学力から見て1ランク下の碧陽学園に進学した。ただし本人の中でそれはもう完全に過去になっており、傷を引きずるようなことはほとんど無く、むしろ自分からネタとして使っている位である。彼女がくりむを呼ぶ「アカちゃん」というあだ名は、かつてイジメの相手が自分に付けていたあだ名(紅葉=アカバ=アカちゃん)と同じであるが、これは、彼女がこのあだ名を思いついたときに、あえてこのあだ名を避けることは逆に自分の過去を引きずることになると考えたため。
- 椎名姉妹
- 椎名深夏・真冬姉妹の母親、香澄に対する深夏の複雑な思いは、『三振』で述懐される。深夏は小学生の頃の母親の再婚相手の「おじさん」の登場により、母親と少し気を使った関係になってしまった。またそれにより味わったいやな気持ちを妹には味わわせたくないという思いから、徹底的に真冬をおじさんに会わせないようにし、また「男」を否定する言葉を刷り込んでしまい、真冬の男嫌いの原因を作ってしまったりもした。また母親・おじさん側と、自分・真冬側との線引きは、真冬を全寮制の女子校に入学させ自分もそこに転校するまでに徹底していた。その後、深夏が中学3年になった時に母親は破局し、少し複雑な距離感が残るものの、元の一緒の生活に戻り幸せに暮らしている(深夏の熱血キャラはその後に男のことを知ろうと、少年漫画を読み続けたためである)。深夏は真冬には知られまいとしていたが、真冬は両親と深夏の件はすべて知っていて、それでもなお自分を一番に愛してくれる姉を信じ、世間一般論から間違っていると判っていても姉の語る男理論を信じて男嫌いになっていた。その上で母親とうまくやれているのは、深夏の引いた悲しい線をまたいで家族の架け橋になることが弱い自分の果たせる役割だと信じているからである。
- その後『四散』で深夏は、内地から出張で来ていた相手との再婚と同居を望む香澄を理解しようと努力し、母のため、そしてなにより大切な妹のためにも深夏は香澄を受け入れ、くりむと知弦が卒業し生徒会の仕事が終る翌年の春に転校することを決意する。
以上で物語・作品・登場人物に関する核心部分の記述は終わりです。
既刊一覧
本編
葵せきな、富士見書房〈富士見ファンタジア文庫〉、既刊7冊(2009年12月時点)
巻数 | タイトル | 初版発行日付 (初版発売日付) | ISBN |
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1 | 生徒会の一存 碧陽学園生徒会議事録1 | 2008年1月25日 (2008年1月19日発売[2]) | ISBN 978-4-8291-3252-4 |
2 | 生徒会の二心(ふたごころ) 碧陽学園生徒会議事録2 | 2008年4月25日 (2008年4月19日発売[25]) | ISBN 978-4-8291-3278-4 |
3 | 生徒会の三振 碧陽学園生徒会議事録3 | 2008年4月25日 (2008年4月19日発売[26]) | ISBN 978-4-8291-3313-2 |
4 | 生徒会の四散 碧陽学園生徒会議事録4 | 2009年1月25日 (2009年1月20日発売[27]) | ISBN 978-4-8291-3366-8 |
5 | 生徒会の五彩 碧陽学園生徒会議事録5 | 2009年4月25日 (2009年4月20日発売[28][注 8]) | ISBN 978-4-8291-3390-3 |
6 | 生徒会の六花(りっか) 碧陽学園生徒会議事録6 | 2009年7月25日 (2009年7月18日発売[29]) | ISBN 978-4-8291-3417-7 |
7 | 生徒会の七光 碧陽学園生徒会議事録7 | 2009年12月25日 (2009年12月19日発売[30]) | ISBN 978-4-8291-3468-9 |
番外編
葵せきな、富士見書房〈富士見ファンタジア文庫〉、既刊2冊(2009年12月時点)
巻数 | タイトル | 初版発行日付 (初版発売日付) | ISBN | 収録話 | 初出 | 初出発売日 |
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1 | 生徒会の日常 碧陽学園生徒会黙示録1 | 2008年9月25日 (2008年9月20日発売[3]) | ISBN 978-4-8291-3328-6 | 生徒会の零話(こぼればなし) | 『ドラゴンマガジン』2008年2月号 | 2007年12月27日発売[31] |
実録! 生徒会選挙ポスターの裏側! | 『ドラゴンマガジン』2008年5月号 | 2008年3月19日発売[15] | ||||
会長の宣言 | 『ドラゴンマガジン』2008年5月号付録 「『生徒会の一存』桜野くりむ立候補ポスター」 | 2008年3月19日発売[15] | ||||
リニューアルする生徒会 | 『ドラゴンマガジン』2008年5月号 | 2008年3月19日発売[15] | ||||
二年B組の一存 | 『ドラゴンマガジン』2008年7月号付録文庫 「二年B組の一存 碧陽学園生徒会議事録外伝」 | 2008年5月20日発売[15] | ||||
書き下ろし | ||||||
2 | 生徒会の月末 碧陽学園生徒会黙示録2 | 2009年9月25日 (2009年9月19日) | ISBN 978-4-8291-3440-5 | のっとる生徒会 | 『ドラゴンマガジン』2008年9月号 | 2008年7月19日発売[15] |
祝う生徒会 | 『ドラゴンマガジン』2008年11月号 | 2008年9月20日発売[15] | ||||
アニメ化する生徒会 | 『ドラゴンマガジン』2009年3月号 | 2009年1月20日発売[15] | ||||
会長の手紙 | 『ドラゴンマガジン』2009年1月号付録 「生徒会の一存」ポスター | 2008年11月20日発売[15] | ||||
二年B組の姫君 | 『ドラゴンマガジン』2009年1月号 | 2008年11月20日発売[15] | ||||
書き下ろし | ||||||
3 | 生徒会の火種 碧陽学園生徒会黙示録3 | 2010年3月20日 | ISBN 978-4-8291-3498-6 | 内容不明 |
付録文庫
葵せきな(杉崎鍵)、富士見書房〈ドラゴンマガジン文庫〉、既刊2冊(2009年6月時点)
- 『二年B組の一存 碧陽学園生徒会議事録外伝』、(『ドラゴンマガジン』2008年7月号付録、2008年5月20日発売[15])
- 『生徒会の福袋 碧陽学園生徒会議事録外伝』、(『ドラゴンマガジン』2009年7月号付録、2009年5月20日発売[15])
- 「開拓する生徒会 碧陽学園生徒会議事録外伝」(初出:ゲーマーズ限定『生徒会の一存 碧陽学園生徒会議事録1』購入特典小冊子)
- 「踏み込む生徒会 碧陽学園生徒会議事録外伝」(初出:ゲーマーズおよびアニブロゲーマーズでの『生徒会の三振 碧陽学園生徒会議事録3』と『ドラゴンマガジン』2008年9月号の両方購入特典小冊子)
- 以上の既出作品のほか、書き下ろしを含む
文庫未収録作品
- 「販促する生徒会」(作者のブログでの公開、2007年9月28日付[32])
- 「行ってきた生徒会 碧陽学園生徒会議事録外伝」(アニブロゲーマーズ[注 9]での『生徒会の四散 碧陽学園生徒会議事録4』と『ドラゴンマガジン』2009年3月号の両方購入特典小冊子)
- 「マテゴ&生徒会 合同飲み会」(作者のブログでの公開、2009年2月3日付[33])
- 「碧陽学園生徒会議事録外伝 会長の聖書(バイブル)」(『ドラゴンマガジン』2009年5月号付録「生徒会の一存」下じき、2009年3月19日発売[15])
- 「それらしい生徒会 碧陽学園生徒会議事録外伝」(『ドラゴンマガジン』2009年5月号、2009年3月19日発売[15])
- 「ひみつの生徒会」(ホームページおよび『ドラゴンマガジン』の企画「桜野くりむのオールナイト全時空」の採用者がもらえるミニ小説)
- 「生徒会の裏話 碧陽学園生徒会議事録外伝」(ファンタジア文庫創刊21周年フェア全員サービスでもらえる小冊子)
漫画
生徒会の一存
10moによるコミカライズ。富士見書房刊の『ドラゴンエイジPure』Vol.12より連載されていたが同誌がVol.15で休刊したことに伴い『月刊ドラゴンエイジ』に移籍、2009年3月号より連載を再開した。
ほぼ原作に忠実だが多少アレンジされている。また、話の順番は一部原作と異なる。
書誌情報
葵せきな(原作)・10mo(作画)・狗神煌(キャラクター原案) 『生徒会の一存』 富士見書房〈角川コミックス・ドラゴンJr.〉、既刊2巻(2009年10月時点)
- 01、2009年5月9日初版発行(同日発売[34])、ISBN 978-4-04-712604-6
- 『ドラゴンエイジPure』Vol.11-15収録話
- 「漫画化する生徒会」(初出:『ドラゴンマガジン』2008年9月号、2008年7月19日発売[15])
- 02、2009年10月9日初版発行、ISBN 978-4-04-712631-2
生徒会の一存 にゃ☆
生徒会の一存 ぷち
テレビアニメ
2009年10月から12月までUHFアニメの形態で放送された。また、BS日テレやインターネットでも放送された。2010年2月からは、BS11でも放送。全12話。
BS日テレではアバンタイトル時に「部屋を明るくして少し離れてご覧ください」のテロップが入り[35]、第5話では「一部に変則的なパターン模様のシーンがあります。部屋を明るくして近づきすぎないようにして見てください。」の注意が表示された。
各話の内容は、基本タイトルに準じているが、ところどころに他の話のエピソードが挿入されることがある。前述の通り様々な作品のパロディが多いが、原作で字が伏せてあった名称は音声処理をせずそのまま使用されている。ただし、他作品の登場キャラクターの描写は、素顔が映らないように配慮されている。また、これらのパロディ元の製作会社が、「協力」としてクレジットされることがある。
スタッフ
- 原作 - 葵せきな・狗神煌(富士見ファンタジア文庫刊)
- 監督 - 佐藤卓哉
- シリーズ構成・脚本 - 花田十輝
- キャラクターデザイン - 堀井久美
- 美術監督 - 東潤一、中村恵理
- セットデザイン - 青木智由紀
- CGIディレクター - 佐野秀典
- 色彩設計 - 松本真司
- 撮影監督 - 川口正幸
- 音響監督 - 岩浪美和
- 音楽 - かみむら周平
- 編集 - 松村正宏
- プロデューサー - 今本尚志、鈴木智子、武智恒雄、原田由佳、岡本敦行、大村恵一
- アニメーションプロデューサー - 飯嶋浩次
- アニメーション制作 - Studio DEEN
- 製作 - 碧陽学園生徒会
主題歌
- エンディングテーマ
話数 | 曲名 | 作詞 | 作曲 | 編曲 | 歌手 |
---|---|---|---|---|---|
1 | 妄想☆ふぇてぃっしゅ! | 綾菓と愉快な仲間たち | 安斎孝秋 | 安斎孝秋 | 碧陽学園生徒会(桜野くりむ(本多真梨子)、紅葉知弦(斉藤佑圭)、椎名深夏(富樫美鈴)、椎名真冬(堀中優希)) |
2 | 上上下下左右左右BA | RUCCA | クジライヨシユキ | ||
3 | 妄想☆ふぇてぃっしゅ! 〜椎名姉妹ver.〜 | 綾菓と愉快な仲間たち | 安斎孝秋 | 碧陽学園生徒会 副会長と会計(椎名深夏(富樫美鈴)、椎名真冬(堀中優希)) | |
4 | 妄想☆ふぇてぃっしゅ! 〜2ばん〜 | 碧陽学園生徒会(桜野くりむ(本多真梨子)、紅葉知弦(斉藤佑圭)、椎名深夏(富樫美鈴)、椎名真冬(堀中優希)) | |||
5 | 上上下下左右左右BA 〜がんばれくりむver.〜 | RUCCA | 碧陽学園生徒会 会長と書記(桜野くりむ(本多真梨子)、紅葉知弦(斉藤佑圭)) | ||
6 | 上上下下左右左右BA 〜2ばん〜 | クジライヨシユキ | 碧陽学園生徒会(桜野くりむ(本多真梨子)、紅葉知弦(斉藤佑圭)、椎名深夏(富樫美鈴)、椎名真冬(堀中優希)) | ||
7 | 妄想☆ふぇてぃっしゅ! 〜さすが!!知弦ver.〜 | 綾菓と愉快な仲間たち | 朝井泰生 | ||
8 | 上上下下左右左右BA 〜椎名姉妹ver.〜 | RUCCA | クジライヨシユキ | 碧陽学園生徒会 副会長と会計(椎名深夏(富樫美鈴)、椎名真冬(堀中優希)) | |
9 | ゆるぱ☆わンダフル | chacha | 朝井泰生 | 碧陽学園生徒会(桜野くりむ(本多真梨子)、紅葉知弦(斉藤佑圭)、椎名深夏(富樫美鈴)、椎名真冬(堀中優希)) | |
10 | ゆるぱ☆わンダフル 〜くりむ&知弦ver.〜 | 碧陽学園生徒会 会長と書記(桜野くりむ(本多真梨子)、紅葉知弦(斉藤佑圭)) | |||
11 | ぜったいかいちょーせんげん? | 桜野くりむ | 安斎孝秋 | 桜野くりむ(本多真梨子) | |
12 | ゆるぱ☆わンダフル 〜2ばん〜 | chacha | 朝井泰生 | 碧陽学園生徒会(桜野くりむ(本多真梨子)、紅葉知弦(斉藤佑圭)、椎名深夏(富樫美鈴)、椎名真冬(堀中優希)) |
各話リスト
話数 | サブタイトル | 脚本 | 絵コンテ | 演出 | 作画監督 | 総作画監督 |
---|---|---|---|---|---|---|
1 | 駄弁る生徒会 | 花田十輝 | 佐藤卓哉 | 高林久弥 | 森本浩文 | - |
2 | 勉強する生徒会 | 加藤敏幸 | ウクレレ善似郎 | 佐野恵一 | ||
3 | 取材される生徒会 | うえだしげる | 服部憲知 | 森本浩文 | ||
4 | 創作する生徒会 | 金崎貴臣 | 内山まな | 石川洋一 | 佐野恵一 | |
5 | 休憩する生徒会 | 柳沢テツヤ | 吉田俊司 | 桜井正明 | 森本浩文 | |
6 | 差し伸べる生徒会 | 高本宣弘 | 神保昌登 | 工藤裕加 | 佐野恵一 | |
7 | 踏み出す生徒会 | 福田道生 | 筑紫大介 | 森本浩文 | - | |
8 | 嫉妬する生徒会 | 渡邊哲哉 | 星野尾高広 ウクレレ善似郎 | 佐野恵一 | ||
9 | 私の生徒会 | 金崎貴臣 | 高林久弥 | 石川洋一 山本佐和子 | 森本浩文 | |
10 | 片付ける生徒会 | 小島正士 | うえだしげる | 胡陽樹 服部憲知 | 佐野恵一 | |
11 | 欠ける生徒会 | 加藤敏幸 | 桜井正明 星野尾高広 森本浩文 | 森本浩文 | ||
12 | 生徒会の一存 | 金崎貴臣 佐藤卓哉 | 神保昌登 | 石川洋一 佐野恵一 | 佐野恵一 |
放送局
放送地域 | 放送局 | 放送期間 | 放送日時 | 放送系列 | 放送サイズ (デジタル) | 備考 |
---|---|---|---|---|---|---|
愛知県 | テレビ愛知 | 2009年10月2日 - 12月18日 | 金曜 25時58分 - 26時28分 | テレビ東京系列 | フルサイズ | |
日本全域 | BS日テレ | 金曜 26時00分 - 26時30分 | 日本テレビ系列 | フルサイズ | BSデジタル放送 | |
アニメワン | 2009年10月3日 - 12月19日 | 土曜 12時00分 更新 | ネット配信 | 1週間無料配信 期間終了後は有料配信 | ||
アニメNewtypeチャンネル | 第1話のみ無期限無料配信 第2話以降1週間無料配信 期間終了後は有料配信 | |||||
神奈川県 | tvk | 土曜 25時00分 - 25時30分 | 独立UHF局 | 額縁放送 | ||
福岡県 | TVQ九州放送 | 2009年10月4日 - 12月20日 | 日曜 26時30分 - 27時00分 | テレビ東京系列 | 額縁放送 | |
兵庫県 | サンテレビ | 2009年10月5日 - 12月21日 | 月曜 26時10分 - 26時40分 | 独立UHF局 | 額縁放送 | |
埼玉県 | テレ玉 | 2009年10月7日 - 12月23日 | 水曜 25時30分 - 26時00分 | フルサイズ | ||
千葉県 | チバテレビ | 水曜 26時30分 - 27時00分 | フルサイズ | |||
東京都 | TOKYO MX | 2009年10月8日 - 12月24日 | 木曜 26時30分 - 27時00分 | フルサイズ | ||
日本全域 | BS11 | 2010年2月19日 - | 金曜 24時00分 - 24時30分 | 日本BS放送 | フルサイズ | BSデジタル放送 4月2日より番組内にて 「らき☆すた」プレゼンツ 「らっきー☆れーさー」放送予定 |
映像特典
- 『桜野くりむの演説』
DVD第3巻収録の映像特典。
音楽CD
シングル
キャラクターソング
インターネットラジオ
『碧陽学園☆校内放送』が2009年10月9日よりテレビアニメ公式サイト内および角川アニメチャンネル[注 2]にて配信中。毎週金曜日15時更新。2010年1月1日より『碧陽学園☆校内放送 放課後編』としてパワーアップした。
ゲーム
着うた
テレビアニメの主題歌の着うたはアニうた革命、生徒会の一存 碧陽学園生徒会モバイル支部にて配信中。(2009年12月時点)
脚注
注釈
- ^ 台湾角川
- ^ a b c 角川アニメチャンネル
- ^ 「スクープ!? 暴かれる生徒会 碧陽学園生徒会議事録外伝の外伝」で、「「ハ○ヒ」と「ドラ○ンボール」のネタが多い気がするのですが?」との質問が取り上げられている(『ドラゴンマガジン』2008年9月号、富士見書房、2008年、45頁)。回答でリリシアは否定している。
- ^ その後、2008年11月に鏡貴也『いつか天魔の黒ウサギ』がシリーズ開始と同時に『ドラゴンマガジン』2009年1月号の表紙を飾った。
- ^ aoisekina (2009-09-10). "色々". 栄養の無いサプリメント. 2009-12-03 閲覧。aoisekina (2009-11-05). "逆取材". 栄養の無いサプリメント. 2009-12-03 閲覧。
- ^ aoisekina (2010-02-05). "舞台". 栄養の無いサプリメント. 2010-2-5 閲覧。
- ^ 『生徒会の一存』から『生徒会の月末』までのキャラクター紹介では『優良枠』でなく『特待枠』と表記されている。作者も『七光』の発売後まで気付いていなかったとのこと。 aoisekina(葵せきな) (2009-12-26 15:25). "間違いだらけ". 栄養のないサプリメント. エキサイトブログ. 2009年12月26日 閲覧。
- ^ 『生徒会の五彩』の発売日は、富士見書房では2009年4月18日としている(『ドラゴンマガジン』2009年5月号、富士見書房、2009年、48頁)。
- ^ 2009年1月までにゲーマーズ店舗はアニブロゲーマーズ店舗に変更された。参照:"アニブロゲーマーズ店舗展開のお知らせPDF". ブロッコリー (2008-08-20). 2009-12-1 閲覧。
出典
- ^ "台灣角川近日取得之新刊授權明細2009-0408" (中国語). 台灣角川 (2009-12-1). 2009-12-1 閲覧。
- ^ a b "生徒会の一存:ライトノベル:葵せきな". 角川書店・角川グループ. 2009-12-01 閲覧。
- ^ a b "生徒会の日常:ライトノベル:葵せきな". 角川書店・角川グループ. 2009-12-1 閲覧。
- ^ "雑誌バックナンバー(ドラゴンエイジ)" p. 2. 角川書店・角川グループ. 2009-12-1 閲覧。
- ^ a b "雑誌バックナンバー(コンプティーク・コンプエース)". 角川書店・角川グループ. 2009-12-1 閲覧。
- ^ リリシアとの問答形式の記事「スクープ!? 暴かれる生徒会 碧陽学園生徒会議事録外伝の外伝」でのリリシアの回答より(『ドラゴンマガジン』2008年9月号、富士見書房、2008年、45頁)。
- ^ "生徒会の夏、日本の夏". 富士見書房. 2009-12-1 閲覧。
- ^ a b 『生徒会の二心 碧陽学園生徒会議事録2』287頁、あとがき等。
- ^ a b c 『生徒会の一存 碧陽学園生徒会議事録1』26頁、38頁、186-188頁、202-203頁、266-267頁、265頁、あとがき。
- ^ a b [リンク切れ]"編集部に質問状:「生徒会の一存」 「この作品を出版していいの?」と話題に". まんたんウェブ. 毎日新聞社 (2009-03-08). 2009-03-30 閲覧。
- ^ a b c d e f 『このライトノベルがすごい! 2009』、18頁、25頁、70頁、84頁、85頁、87頁、88頁、89頁。
- ^ a b c d 『生徒会の四散 碧陽学園生徒会議事録4』98頁、309頁、あとがき
- ^ 『ドラゴンマガジン』2008年7月号の「9月号予告」で「「生徒会の一存」DM史上最速表紙デビュー!!」と記されている(『ドラゴンマガジン』2008年7月号、富士見書房、2008年、392頁)。
- ^ "生徒会の一存". 富士見書房. 2009-04-29 閲覧。
- ^ a b c d e f g h i j k l m n o "雑誌バックナンバー(ドラゴンマガジン)". 角川書店・角川グループ. 2009-12-1 閲覧。
- ^ aoisekina (2010-02-05). "舞台". 栄養の無いサプリメント. 2010-2-7 閲覧。
- ^ 「碧陽学園☆校内放送放課後編☆9回目」放送分エンディングにて写真付き(北海道新聞掲載分)で言明されている。
- ^ 『生徒会の五彩 碧陽学園生徒会議事録5』あとがき、330頁。
- ^ a b 『生徒会の七光 碧陽学園生徒会議事録7』16頁。
- ^ a b 『生徒会の一存 碧陽学園生徒会議事録1』。
- ^ a b c 『生徒会の三振 碧陽学園生徒会議事録3』
- ^ a b c d 『ドラゴンマガジン』2008年9月号、富士見書房、2008年、4頁、6頁、8頁、10頁。
- ^ 『生徒会の三振 碧陽学園生徒会議事録3』、226-227頁、238頁。
- ^ 『生徒会の日常 碧陽学園生徒会黙示録1』、186-188頁。
- ^ "生徒会の二心:ライトノベル:葵せきな". 角川書店・角川グループ. 2009-12-1 閲覧。
- ^ "生徒会の二心:ライトノベル:葵せきな". 角川書店・角川グループ. 2009-12-1 閲覧。
- ^ "生徒会の四散:ライトノベル:葵せきな". 角川書店・角川グループ. 2009-12-1 閲覧。
- ^ "生徒会の五彩:ライトノベル:葵せきな". 角川書店・角川グループ. 2009-12-1 閲覧。
- ^ "生徒会の六花:ライトノベル:葵せきな". 角川書店・角川グループ. 2009-07-22 閲覧。
- ^ "生徒会の七光:ライトノベル:葵せきな". 角川書店・角川グループ. 2009-12-19 閲覧。
- ^ "雑誌バックナンバー(ドラゴンマガジン)" p. 2. 角川書店・角川グループ. 2009-12-1 閲覧。
- ^ aoisekina (2007-09-28). "販促する生徒会". 栄養の無いサプリメント. 2009-12-1 閲覧。
- ^ aoisekina (2009-02-03). "マテゴ&生徒会 合同飲み会". 栄養の無いサプリメント. 2009-12-1 閲覧。
- ^ "生徒会の一存1:コミック&アニメ:10mo". 角川書店・角川グループ. 2009-12-1 閲覧。
- ^ 同局では基本的にアニメ番組にはこのテロップは表示されない。
- ^ アキバ総研
参考文献
- 「'09 クローズアップ! 「生徒会の一存」シリーズ 葵せきなインタビュー」『このライトノベルがすごい! 2009』 宝島社、2008-12-06、84-89頁。ISBN 978-4-7966-6695-4。
外部リンク
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