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Definition and meaning of ジャイアントパンダ

Definition

definition of Wikipedia

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Synonyms

ジャイアントパンダ (n.)

パンダ

Analogical dictionary

ジャイアントパンダ (n.)


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Wikipedia

ジャイアントパンダ

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』

ジャイアントパンダ
ジャイアントパンダ(中国四川省成都の成都大熊猫繁育研究基地)
保全状態評価
ENDANGERED
(IUCN Red List Ver.3.1 (2001))
分類
:動物界 Animalia
:脊索動物門 Chordata
亜門:脊椎動物亜門 Vertebrata
:哺乳綱 Mammalia
上目:ローラシア獣上目 Laurasiatheria
:ネコ目(食肉目) Carnivora
亜目:イヌ亜目 Caniformia
下目:クマ下目 Arctoidea
上科:クマ上科 Ursoidea
:クマ科 Ursidae
亜科:ジャイアントパンダ亜科 Ailuropodinae
:ジャイアントパンダ属 Ailuropoda
:ジャイアントパンダ
A. melanoleuca
学名
Ailuropoda melanoleuca
(David, 1869)
シノニム
Ursus melanoleucus
David, 1869
和名
ジャイアントパンダ
英名
Giant Panda
下位分類群(亜種
  • 四川亜種 A. m. melanoleuca
  • 秦嶺亜種 A. m. qinlingensis
詳しくは本文を参照のこと
ジャイアントパンダ(米国カリフォルニア州サンディエゴのサンディエゴ動物園[en])

ジャイアントパンダ学名Ailuropoda melanoleuca英語名:Giant Panda。異称等については後述)は、中国大陸進化し、現在では中華人民共和国のごく限られた地域(四川省陝西省など)にわずかな頭数が残存する[1]食を中心とした草食傾向が極めて高い雑食性の大型哺乳類ネコ目(食肉目)- イヌ亜目- クマ下目(en)中のクマ科- ジャイアントパンダ亜科(en)に分類される、ジャイアントパンダ属(en)の、唯一現生する1。四川と秦嶺の2亜種が知られる(#下位分類を見よ)。

白と黒にはっきりと分かれた体毛が際立った特徴であり、オカピコビトカバとともに「世界三大珍獣」と呼ばれることもある。

目次

呼称

学名

属名ラテン語Ailuropoda仮名転写:アイルロポーダ)は、古代ギリシア語の「αιλουρο-欧字転写[以下同様]:ailuro-、意:猫…、猫の…)」と「ποδα (poda (意:脚・足の複数形)」を組み合わせてラテン語化された合成語で、直訳すれば「cat-foot、猫脚、猫の脚」であり、すなわち「猫様の脚を持つもの)」との含意ある名称である。

種小名(ラテン語) melanoleuca (仮名転写:メラノレウカ)は、古代ギリシア語「μελανο- (melano-、意:黒…、黒の…、黒い)」と「λευκα (leuka、意:白)」を組み合わせてラテン語化された合成語で、「black-and-white、黒白」との語義がある。

世界の通用名(大小のパンダ)

今では世界中の諸言語で単に「panda、パンダ」と呼ぶ場合、レッサーパンダではなくこのジャイアントパンダを指すことが多いが、学術的に発見されたのは1835年のレッサーパンダが先であり[2]、オリジナルの「パンダ」に比して大きな新種(当時はそのように考えられた)が1869年になって発見されたことを受け、「lesser (レッサー、意:より小さい、小型の)」という特徴が名前に付け加えられた経緯がある。

「panda」という呼び名の由来については、ネパール語で「竹を食べるもの」を意味する[3][4]「ponga (ポンガ)」「ponya (ポンヤ)」「poonya (ポーンヤ)」(cf. レッサーパンダの現地・ネパール語名:nigalya ponya、nyala ponga、poonya)などに求める説、特徴的な手根骨に求める説などがある。ただし、これらの語はどのようなネパール語辞書からも見付けることができないものであり[5][6]、論拠に疑問がある。

中国語で言う「熊貓繁体字)」「熊猫簡体字)」も、レッサーパンダに由来する。にあまり似ていないジャイアントパンダであるが、それを指す中国語に「猫」という字が入るのも、元はこの名がレッサーパンダを指していた名残である。中国の山奥では、竹を食べる等、生態が似ているため、レッサーパンダが大きくなるとジャイアントパンダになると信じられていた地域もある。

中国語名

中国語では通常「大熊貓簡体字以下同様]:大熊猫拼音:dàxióngmāo [仮名転写以下同様]:ダーシュンマオ])」と呼ばれ、ときに「熊貓熊猫、拼音:xióngmāo [シュンマオ])」「貓熊猫熊、拼音:māoxióng [マオシュン])」「白黒熊」などとも呼ばれる。台湾語では「大貓熊大猫熊)」と呼ぶ。

亜種レベルでの分化が確認された2006年以降は、それぞれの棲息地から、模式亜種 A. m. melanoleuca を「四川大熊貓(四川大熊猫)」、もう一つの亜種 A. m. qinlingensis を「秦嶺大熊貓(秦岭大熊猫)」と呼び分けるようになった。

また、ジャイアントパンダの幼獣を、日本語で言う「子パンダ」と同様のニュアンスで「小熊猫」と愛称する場合があるが、この名はレッサーパンダの中国語標準名(日本語の標準和名にあたる)であり、混同を招く可能性の高い同綴異義語である。

日本語名

日本語では標準和名ジャイアントパンダ」のほか、古くは「白黒熊シロクロクマシロクログマ)」「色分熊イロワケクマイロワケグマ)」とも呼ばれていた。これら異称としての和名は今ではほとんど用いられないが、消えたわけでもない。全ての生物名に漢字表記を当てることを旨としていた近代博物学および生物学では、これらの名のいずれかが標準和名であった。

また、俗称としては、レッサーパンダ(「小パンダ」)と大きさで言い分ける「大パンダ(だいパンダ)」という表現も散見される。中国語表記の大熊猫が異称のような扱いで添え書きされることも、稀有とまでは言えない。ただ、そもそも「大熊猫」は和名ではないので漢字表記されるのみであり、中国語音や「おおくまねこ」などと日本語音に変えて読まれることはほとんど無い。

発見史

1869年3月11日、博物学に長けたフランス人宣教師のアルマン・ダヴィド(en)が、現在の中華人民共和国四川省西部宝興県にて地元の猟師が持っていた白黒模様のパンダの毛皮を欧米人として初めて発見した。後日、パリ国立自然史博物館毛皮などを送った[7][8][9][10][11]。これがきっかけとなってジャイアントパンダの存在が広く知られるようになり、毛皮目当てに狩猟ブームになった。20世紀になると絶滅の危機を迎えていた。探検家ウィリアム・ハークネスが生かしたままアメリカに連れて帰ろうとしたが、病で死んだ。その後、妻のルース・ハークネスが夫の思いを実らせようと単身中国に渡り、1936年11月にジャンアントパンダの幼獣を見つけて自国に連れ帰った。すると、この個体のおかげで人々の狩猟熱が冷め、動物愛護の精神が芽生えたと伝えられる。スーリンと名づけられたその個体は、剥製アメリカ自然史博物館に保管されている。

分類

系統分類

その名の通りクマに似ているが、アライグマに近い特徴も持つ。そのため、クマ科に属するか、アライグマ科に属するか、独立したパンダ科(もしくは、ジャイアントパンダ科)に属するかの論争が長年繰り広げられていたが、遺伝子の解析により、クマの近縁であることが明らかになった[12][13]。一方、レッサーパンダは独立したレッサーパンダ科に分類された。

パンダの系統についてはパンダの項目を参照

下位分類

Ailuropoda melanoleuca の下位分類は2亜種で形成されている。表記内容は左から順に、学名和名(現状未確認)、英語名、特記事項。

  • Ailuropoda melanoleuca melanoleuca (David, 1869) 和名未確認(四川亜種) Giant Panda :模式亜種
  • Ailuropoda melanoleuca qinlingensis Wan, Wu et Fang, 2005 [14] 和名未確認(秦嶺亜種) Qinling Panda

2006年四川省のジャイアントパンダと秦嶺陝西省)のジャイアントパンダはそれぞれ独立した亜種であることが確認された[15]。差異が生じた原因としては、四川地方と陝西地方の長い歴史に関わっているという説がある。2地方を結ぶ路は交易路としておよそ3000年以上も前から存在し、野生のジャイアントパンダが交流できない状態を形成していたというのである。過去には茶色い毛並みのジャイアントパンダが陝西省に存在していた[16]

形態

生まれて間もないジャイアントパンダ。体重は150グラムほど。

全長は120から150センチメートルで、立ち上がると170センチメートルになる。オスの体重は約100から150キログラム、メスは約80から120キログラムである。生まれた子供の体重は通常100から200グラムと大人の約1000分の1しかない。眼の周り、耳、四肢、背中の両肩の間の毛が黒く、他の部分は白色(クリーム色)である[17][18]。この模様や色使いは「単独行動が維持できるように近すぎる距離での出遭いを回避するのに役立っている[19][20]」「周りの景色に溶け込んで外敵の目から逃れるためのカモフラージュの役割を果たしていた[21]」等と考えられている。尾の長さは約13から20センチメートルであるが、尾はほとんど成長しないため、成獣では目立たない[17]。パンダのぬいぐるみ・人形・キャラクターグッズのなかには、尾を黒く塗った商品を見かけるが、汚れなどによる誤解に基づいて色付けされており、パンダの尾の色は正しくは白色(クリーム色)である[17][18]

生まれた直後は毛が一切生えておらず、薄いピンク色をしている[22]。生後約1週間から十日程で毛根の色が透けるため白黒模様が見え始める[18][22]。生後1か月ほど経つと親と同じような模様の毛が生え揃う[22]。パンダの毛は軟らかそうなイメージがあるが、軟らかいのは生後約1年ぐらいまでであり、成獣の毛は豚毛ブラシに近く、比較的硬い[18][22]。毛皮は、硬くて脂ぎっている[18]

通常、クマは前肢の構造上、物を掴むという動作ができない。しかし、唯一パンダは竹を掴むことができるように前肢周辺の骨が特殊に進化している。第一中手骨(親指)側にある撓側種子骨と第五中手骨(小指)側にある副手根骨が巨大化して指状の突起となっており、その突起を利用して物を押さえ込む。撓側種子骨は人間の親指のように見えることから「偽の親指」や「第六の指」と呼ばれている[18][22]。パンダは撓側種子骨があることで物を掴めると長い間考えられてきたが、実際に竹のような太さの棒状の物体を掴むには撓側種子骨に加え、「第七の指」副手根骨が必要であることが、遠藤ら (1999) [23]によって示された。パンダがこれら2つの骨を使って物を掴む仕組みは、論文の中で「ダブル・ピンサー」、すなわち「パンダの掌の二重ペンチ構造」[24]と紹介されている。

眼の周りの模様がたれ目のような形をしているが、実際の眼は小さく上がり気味で鋭い目付きである[22][25]視力はあまりよくないと考えられていたが、研究によって2000年代、灰色と様々な色合いを区別できることが確認された[26]

消化器官や歯の構造はクマアザラシ等、他の肉食動物と大変似ている。犬歯は大きく、奥歯も大きく平らな臼歯で人間のおよそ7倍の大きさ[18][22]。腸や盲腸は草食としては短い構造がデメリットとなり、セルロースを多く含む竹などの食物を食べた場合、栄養摂取の効率が低く、それを量で補うためパンダは1日の大半を竹を食べることに費やしている[18][22]

生態

ファイル:Chengdu-oso-panda-comiendo-v01-mpg.ogg
を食べる様子

現在は竹林に棲み、を主食にしているが、ごく稀に小型哺乳類昆虫等の小動物やそれらの死骸、果物を食べることもあり[18][25][27]、他のクマ類と同様に肉食を含む雑食性の特徴も微少であるが残っている。昔は動物園でも肉を与えていたケースもある[27]。氷河期による気候の変動による食糧不足から偏食を余儀なくされ、常に入手しやすい竹ばかり食べるようになったと考えられている[27]

群れや家族を形成せず、基本的に単独で行動している。他のクマ科の動物と異なり、冬眠はしない。繁殖期は年に一度、3月から5月の間であり、マーキングが行われることもある[18][19]。メスの受胎が可能な期間は数日ほど。妊娠期間は3か月から6か月で、通常1頭または2頭の子供を出産する。繁殖力は低い部類に入り、乱獲と並んでパンダの絶滅危機の原因でもある[18]。近年の研究によって、発情期以外でも声と匂い付けによって他のパンダと頻繁にコミュニケーションをとり、しばしば交流することが判明している[12]

愛らしい外見に似合わず、気性の荒い一面も持ち、動物園の飼育員や見学客などが襲われる事件が過去には何件か発生している[25]

生息地と保護

ジャイアントパンダの分布図

2004年に発表された調査では、現在、中華人民共和国四川省北部の岷山山地、陝西省南部の秦嶺山脈甘粛省南部などに約1,600頭が生息している。中国では40か所のパンダ保護区を設けてジャイアントパンダを保護しており、最大のものは四川省北部のアーベイ(阿坝)州にある臥龍自然保護区(約2,000平方キロメートル)である。また、国家一級重点保護野生動物にも指定されている。

臥龍自然保護区内には1983年に臥龍パンダ保護研究センターが建設され、パンダの飼育・研究が行われ、また、大いに観光客を呼び込んでいたが、2008年の四川大地震によって壊滅し、飼育されていたパンダはちりぢりに各地の動物園に移された。廃墟となった臥龍のセンターは放棄され、近隣の耿達郷にセンターを再建する計画がある。臥龍自然保護区の野生パンダの生息環境も破壊が激しく、多くの野生パンダが死滅するという予測がある。そのため、野生パンダを広州のサファリパークに移送する案も出ているが実現に至っていない。

中華人民共和国では、パンダの密猟は重罪とされている。過去には死刑が最高刑であったが、1997年以降法律が改正され、現在は20年の懲役刑が最高刑となっている[12]死刑が最高刑だった時代に、実際に処刑(主に銃殺刑)が行われたこともある。密猟はパンダを食料にしたり、高値で取引される毛皮を手に入れるために行われることが多く、主な原因としては、中国における自然保護の管理システムの問題と、パンダの生息地における住民の経済的基盤の問題が挙げられている[12][28]

経済発展が続く中華人民共和国では生息地域だった土地の開発が進むにつれて、パンダが孤立する傾向にあり、繁殖期になっても交尾の相手が見つからないといった事態が起きている。また、パンダの食物であるは約60年から120年に1度、一斉に開花して枯れてしまうため、一種類しか笹が生えていない地域の場合、この時期に食料にありつけず餓死してしまうことがある[21]。以前であれば竹枯死の発生していない他の地域に、パンダ自身が移動することによってその事態を回避することもできたが、20世紀後半以降は道路建設や森林伐採、住宅や農地の開発などによって人間が生息地を分断したことによってパンダの移動ができなくなった地域もあり、竹枯死の影響が大きくなるとみられる[12][27]。そのような問題点を改善するために、生息地域付近の開発制限、保護区の拡大、他地域のパンダ同士が相互に交流できるように「緑の回廊(コリドー)」を造る計画を進めている[12]

ワシントン条約の附属書I(絶滅のおそれのある種で取引による影響を受けており、または受けることがあるもの)に掲載され、取引が厳しく制限されている。

2006年、生育センターなどで飼育中のパンダは計217頭。野生では約1590頭のパンダが生育している。この数は80年代末より約40パーセント増えている。

ジャイアントパンダを見られる施設

日本国内
  • 梅梅(2008年10月15日死亡)は来日前に中華人民共和国で双子の姉妹(奇縁:メス、奇珍:メス)を出産した経験があり、第3子である良浜を妊娠した状態で来日した。
  • 良浜の母は梅梅であるが、父は中華人民共和国にいる哈藍(哈蘭とも書く。2006年成都動物園にて死去)であり、永明と良浜の間に血縁関係はない。
  • 幸浜、愛浜、明浜(および、成都にいる雄浜、隆浜、秋浜)は永明と梅梅の間の子である。
  • 永明は梅梅の双子の姉(蜀蘭)との間に、人工授精により、2002年に中国で生まれた子(蘭宝:オス)がいる。
  • 東京都恩賜上野動物園東京都台東区)で飼育されていた陵陵(リンリン)が2008年4月30日に死亡したため、日本が所有権を持つパンダはいなくなった。上記のパンダはすべて中華人民共和国から借り入れている。なお、陵陵は血縁上、永明の伯父にあたる。
  • 上野動物園で死亡したジャイアントパンダはすべて標本として保管されており、フェイフェイ、トントン、ホァンホァンの3頭の剥製は同じく上野恩賜公園内にある国立科学博物館で、ランラン、カンカンの2頭の剥製は多摩動物公園で展示されている。2008年12月23日から2009年4月5日には、国立科学博物館にて『初公開!はく製リンリン-上野のパンダ全員集合』と題した展示が行われ、7頭すべて(ランラン、カンカン、フェイフェイ、ホァンホァン、トントン、リンリンの6体は剥製、チュチュは液浸標本)の標本が集められ、公開された。
  • 2008年9月13日に良浜がメスとオスの双子(梅浜:メス、永浜:オス。2008年11月13日命名)を出産した。これらは日本初の3世代目のパンダである。なお、父親は永明である。
日本国外

日本における飼育個体

名前性別誕生日来日年月日死亡日/現住地日本出国日日本国内居住地
(滞在地)
カタカナ名漢字名(英語名)
カンカン康康(Kang Kang)オス1970年11月(推定)1972年10月28日1980年6月30日(日本国内で死去)東京都恩賜上野動物園
ランラン蘭蘭(Lan Lan)メス1968年11月(推定)1972年10月28日1979年9月4日(日本国内で死去)東京都恩賜上野動物園
フェイフェイ飛飛(Fei Fei)オス1967年(推定)1982年11月9日1994年12月14日(日本国内で死去)東京都恩賜上野動物園
ホアンホアン歓歓(Huan Huan)メス1972年(推定)1980年1月29日1997年9月21日(日本国内で死去)東京都恩賜上野動物園
チュチュ初初(Chu Chu)オス1985年6月27日(日本国内生まれ)1985年6月29日(日本国内で死去)東京都恩賜上野動物園
トントン童童(Tong Tong)メス1986年6月1日(日本国内生まれ)2000年7月8日(日本国内で死去)東京都恩賜上野動物園
ユウユウ悠悠(You You)オス1988年6月23日(日本国内生まれ)2004年3月4日1992年11月13日東京都恩賜上野動物園
リンリン陵陵(Ling Ling)オス1985年9月5日1992年11月5日
2001年4月25日
2002年4月24日
2003年4月26日
2008年4月30日2001年2月9日
2001年11月12日
2003年1月27日
(日本国内で死去)
東京都恩賜上野動物園
シュアンシュアン双双(Shuan Shuan)メス1987年6月15日2003年12月3日チャプルテペック
動物園(メキシコ
2005年9月26日東京都恩賜上野動物園
シャンシャン珊珊(Shan Shan)オス1955年1980年3月23日不明1980年6月2日福岡市動物園
パオリン宝玲(Bao Ling)メス1963年1980年3月23日不明1980年6月2日福岡市動物園
ウェイウェイ偉偉(Wei Wei)オス1973年1981年1月6日1993年1981年上海雑技団
(日本国内巡回)
サイサイ寨寨(Zhai Zhai)オス1975年1981年3月10日1999年2月1981年9月17日ポートピア'81博覧会
ロンロン蓉蓉(Rong Rong)メス1964年1981年3月10日1993年1981年9月17日ポートピア'81博覧会
トントン東東(Dong Dong)オス不明1989年9月15日不明1989年11月12日こうふ博'89+パンダ展
ビンビン冰冰(Bing Bing)メス1986年8月6日1989年9月15日合肥野生動物園(中華人民共和国)1989年11月12日こうふ博'89+パンダ展
コウコウ(初代)興興(Xing Xing)メス1996年8月12日2000年7月16日碧峰峡基地(中華人民共和国)2002年12月5日神戸市立王子動物園
タンタン旦旦(Tan Tan)メス1995年9月16日2000年7月16日神戸市立王子動物園神戸市立王子動物園
コウコウ(2代目)興興(Xing Xing)オス1995年9月14日2002年12月9日神戸市立王子動物園神戸市立王子動物園
※名前なし※名前なし不明2008年8月26日(日本国内生まれ)2008年8月29日(日本国内で死去)神戸市立王子動物園
シンシン辰辰(Shen Shen)
申申?
オス不明1988年3月25日
(1988年7月9日)
(1988年9月19日)
不明(1988年7月5日)
(1988年9月18日)
1989年1月10日
池田動物園
函館EXPO'88
アドベンチャーワールド
ケイケイ慶慶(Qing Qing)メス1984年9月9日1988年3月25日
(1988年7月9日)
(1988年9月19日)
長沙動物園(中華人民共和国)(1988年7月5日)
(1988年9月18日)
1989年1月10日
池田動物園
函館EXPO'88
アドベンチャーワールド
エイメイ永明(Yong Ming)オス1992年9月14日1994年9月6日アドベンチャーワールドアドベンチャーワールド
ヨウヒン蓉浜(Rong Bin)メス1992年9月4日1994年9月6日1997年7月17日(日本国内で死去)アドベンチャーワールド
メイメイ梅梅(Mei Mei)メス1994年8月31日2000年7月7日2008年10月15日(日本国内で死去)アドベンチャーワールド
ラウヒン良浜(Liang Bin)メス2000年9月6日(日本国内生まれ)アドベンチャーワールドアドベンチャーワールド
ユウヒン雄浜(Xiong Bin)オス2001年12月17日(日本国内生まれ)成都大熊猫繁育
研究基地(中華人民共和国)
2004年6月21日アドベンチャーワールド
リュウヒン隆浜(Long Bin)オス2003年9月8日(日本国内生まれ)成都大熊猫繁育
研究基地(中華人民共和国)
2007年10月27日アドベンチャーワールド
シュウヒン秋浜(Qiu Bin)オス2003年9月8日(日本国内生まれ)成都大熊猫繁育
研究基地(中華人民共和国)
2007年10月27日アドベンチャーワールド
コウヒン幸浜(Xing Bin)オス2005年8月23日(日本国内生まれ)アドベンチャーワールドアドベンチャーワールド
※名前なし※名前なしオス2005年8月24日(日本国内生まれ)2005年8月25日(日本国内で死去)アドベンチャーワールド
アイヒン愛浜(Ai Bin)メス2006年12月23日(日本国内生まれ)アドベンチャーワールドアドベンチャーワールド
メイヒン明浜(Ming Bin)オス2006年12月23日(日本国内生まれ)アドベンチャーワールドアドベンチャーワールド
メイヒン梅浜(Mei Bin)メス2008年9月13日(日本国内生まれ)アドベンチャーワールドアドベンチャーワールド
エイヒン永浜(Yong Bin)オス2008年9月13日(日本国内生まれ)アドベンチャーワールドアドベンチャーワールド

その他の事項

パンダ外交

中華人民共和国の中国共産党は各国との関係発展のために相手国にパンダを贈呈する、いわゆる「パンダ外交」を展開してきた。これが転じて、アメリカなどでは親中派が「パンダ・ハガー(パンダを抱く人)」という蔑称で呼ばれることがある。

日本においては[29]1970年代にパンダの大ファンである黒柳徹子が紹介し、その後日中国交正常化により上野動物園に中国から2頭贈られたため、日本中にパンダ・ブームが起こった。

また、2005年に、中華人民共和国と「中国の代表兼」をめぐって対立を続けている中華民国台湾)の比較的親中的な野党である中国国民党および親民党代表団が中華人民共和国を訪問した際に、中国共産党側から中華民国にパンダを贈る約束を取りつけた。これに対して民主進歩党出身の陳水扁政権は、ワシントン条約に基づき、中華人民共和国政府が輸出許可書を発行することを求めた。これは「パンダ外交」による国民の反中心情の緩和を警戒したものである。しかし、中華人民共和国政府は「国内移動」として、これを拒否した。そのため、中華民国政府はパンダの輸入を許可していない。

現在ではワシントン条約とその加盟国が独自に条約運用のために定めた法の影響で学術研究目的以外での取引は難しいため[30]、外交としてパンダが贈られることはなくすべて「中国籍」でレンタルとなっている[30][31][32][33]。過去に贈られたパンダはその当事国の国籍を持っているがそのパンダは数少なく、生まれた子供もたとえ片方が中国籍でなくても「中国籍」となり、課金対象になってしまう[32][33]。また、そのレンタル料も高額であり、つがい一組で年間1億円程度となるが、その資金はパンダの研究費や生息地保護資金に充てられている[12][30][33]。このような事情から、資金難からパンダを返還した国もあり[32][34]、パンダはもはや外交ではなく、ビジネスだともいわれている[30][31][32]

客寄せパンダ

日本ではパンダの人気は高く、パンダのいる日本の動物園ではパンダ目当ての来園客が非常に多い。そのため、興行などで集客力のある人気者を指す客寄せパンダという言葉が生まれた。また、1981年6月の田中角栄による東京都議選応援演説における「人寄せパンダ」[35][36][37][38]発言の「人寄せ」部分が変化した という説もある。

脚注

[ヘルプ]
  1. ^ 飼育個体は世界各地に存在するが、極めて少数。
  2. ^ イギリス人冒険家によってに発見された。
  3. ^ パンダ【panda】 Yahoo!辞書(情報元:大辞泉
  4. ^ panda - Online Etymoligy Dictionary.
  5. ^ 例えば、Krämer, Karl-Heinz. Nepli-English Dictionary.
  6. ^ 同様に、"A Comparative and Etymological Dictionary or the Nepali Language (online version)".
  7. ^ R&D・モリス著、根津真幸訳 『パンダ 自然選書』 中央公論社、1976年。ISBN 978-4-12-000620-3。
  8. ^ 3月11日はパンダ発見の日 OCN TODAY 2008年3月11日
  9. ^ 【 熊猫 】 中国語学習ノート 2007年2月2日
  10. ^ 「パンダ」はどこからやってきた? 辞引網 2003年5月30日
  11. ^ じゃいあんとぱんだ【ジャイアントパンダ】(百科辞書)
  12. ^ a b c d e f g 「ジャイアントパンダについて」 WWFジャパン公式サイト
  13. ^ 上野動物園などでは旧来のジャイアントパンダ科の表記が残っていた。
  14. ^ Wan, Q.-H., H. Wu, and S.-G. Fang. 2005. A new subspecies of giant panda (Ailuropoda melanoleuca) from Shaanxi, China. Journal of Mammalogy 86: 397–402.
  15. ^ パンダは白黒だけじゃない 「毛色の違う」亜種も 人民網日本語版 2006年1月12日
  16. ^ 動物園の人気者、パンダの「シンシン」逝く(2)―陜西省西安市 Record China 2006年11月24日
  17. ^ a b c 上海野生動物園「パンダの館」
  18. ^ a b c d e f g h i j k パンダ館「パンダに関する基礎知識」
  19. ^ a b パンダ村「パンダのコミュニケーション」
  20. ^ 『野生のパンダ』 どうぶつ社、1989年。ISBN 978-4-88622-246-6。
  21. ^ a b THE ANIMALS「ジャイアントパンダ Giant Panda(次のページ)」
  22. ^ a b c d e f g h 神戸市立王子動物園公式サイト「パンダ図鑑」
  23. ^ Hideki Endo, Daishiro Yamagiwa,Yoshihiro Hayashi, Hiroshi Koie, Yoshiki Yamaya, Junpei Kimura, Role of the giant panda's 'pseudo-thumb', Nature, 399, 309-310 (1999)
  24. ^ 遠藤秀紀 『遺体科学の挑戦』 東京大学出版会、2006年、209頁。
  25. ^ a b c THE ANIMALS「ジャイアントパンダ Giant Panda」
  26. ^ Giant pandas see in color(英語) Biology News Net 2006年10月15日
  27. ^ a b c d パンダ村「パンダの食べ物」
  28. ^ 一部の地域では「パンダの毛皮で作った物は魔除けになる」「パンダの毛皮で作った寝具で眠ると夢を通して未来を予知できる」等の民間信仰が行われており、高い需要があるとされる。
  29. ^ 歴史的史料において、日本書紀巻廿十六、斉明紀四年に「是歳、越国守阿倍引田臣比羅夫、討粛慎、献生羆二、羆皮七十枚」との記述があり、これを元に解釈した本(『おおパンダ!!』 翠楊社、1972年。『パンダ』 中央公論社、1976年。『世界動物発見史』 平凡社、1988年。『パンダ育児日記』 二見書房、2007年。ISBN 978-4-576-07001-8。等)にて「この時代に中国からジャイアントパンダが贈られた」との表現があるが、詳細は不明である(参考資料:日中パンダ交流史試論TokyoZooNet(財団法人 東京動物園協会)ZooExpress No.125 2003年8月15日
  30. ^ a b c d 特集:パンダ貸します ナショナルジオグラフィック日本版 2006年7月号
  31. ^ a b とくダネ!:中国「パンダ外交」に踊る日本 J-CAST 2008年4月30日
  32. ^ a b c d パンダを借りる日本とパンダに会えない中国の子供 中国情報局 2006年10月7日
  33. ^ a b c なぜパンダはみんな帰ってしまうのですか エキサイトニュース 2005年10月4日
  34. ^ 韓国は資金難から1999年にパンダを返還している。
  35. ^ 榊原昭二 『昭和語―60年世相史』 朝日新聞社、1986年。ISBN 978-4-02-260370-8。
  36. ^ 榊原昭二 『'80年代 世相語ガイド 下』 朝日新聞出版、1983年。ISBN 978-4-02-268016-7。
  37. ^ 鷹橋信夫 『昭和世相流行語辞典』 旺文社、1986年。ISBN 978-4-01-070753-1。
  38. ^ ガンジーさん。「244.安物の言葉。」 ほぼ日刊イトイ新聞 2001年4月26日

関連項目

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○   Anagrams
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Lettris

Lettris is a curious tetris-clone game where all the bricks have the same square shape but different content. Each square carries a letter. To make squares disappear and save space for other squares you have to assemble English words (left, right, up, down) from the falling squares.

boggle

Boggle gives you 3 minutes to find as many words (3 letters or more) as you can in a grid of 16 letters. You can also try the grid of 16 letters. Letters must be adjacent and longer words score better. See if you can get into the grid Hall of Fame !

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