シュノーケル
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シュノーケルもしくはスノーケル(英: snorkel、独: Schnorchel)は、水中において空気を利用出来るようにするための用具。この用具を用いて泳ぐことはシュノーケリングもしくはスノーケリングと呼ばれる。
水中を観察する際に息継ぎを必要とせず、通常の呼吸と似たスタイルで息が吸えて楽に泳ぐことが可能。
シュノーケルを使用する際には一般的な競泳用ゴーグルや水中眼鏡ではなく、専用のマスク等が必要となる。元来は軍用・水中レスキュー等で用いる際、身軽な行動が出来るように開発された器具であるが、近年ではレジャーダイビングにも盛んに利用されている。
危険性
気軽に使える半面、しばしば水を肺に吸い込み死亡する事故がおきている。わずかの波や使用角度によって吸気時に簡単に気道に水が入るため、パニックを起こしより強く呼吸をするため肺に水が入り、呼吸困難を引き起こす。特に使用に未熟な青少年を中心に多くの死亡事故を起こしたことから、一時は未成年者への販売を中止した経緯がある。取り扱いの不慣れな子供などに使用させる場合は、水が肺に入る可能性を示唆し、万が一入ってきた場合の対処の仕方をあらかじめ教示する必要がある。