事件
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事件（じけん）とは、
- 人々の関心をひく出来事。世間が話題にし、問題となる出来事。→1.の意味での用例 を参照
- 法令用語としては、事柄・案件のこと。官公庁におけるある種の手続について個別の手続を「事件」と呼び、事件番号を付すなどして管理されることがある。住民票の請求、情報公開請求、許可申請、戸籍訂正申立て、損害賠償請求、犯罪捜査など、いずれも事件である。裁判実務上は、訴訟事件の略としても使用される。→2.の意味での用例 を参照
- 大岡昇平の裁判小説。日本推理作家協会賞受賞作。1978年（昭和53年）4月にNHKでドラマ化され、主役の菊池弁護士を若山富三郎が演じた。同年6月には野村芳太郎監督により映画化された。→事件 (大岡昇平)
- 土曜ワイド劇場で1993年から放送されているテレビドラマシリーズ。→事件シリーズ (テレビドラマ)
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日本語としての「事件」
日本語の「事件」の語は、「事柄」「案件」を表す語から構成されており、元来、犯罪性、騒擾性という意味はないが、犯罪性、騒擾性のある出来事の意味で用いられることが多い。「殺人事件」「強盗事件」などは1と2の両方の意味を持つことがある。
事故でも社会的な影響が大きいと事件と呼ばれることがある。
1.の意味での用例
- 大事件
- 騒擾事件
- 未解決事件
など
2.の意味での用例
- 警察の捜査における犯罪による事件の分類、及び立件後の名称
- 非訟事件
- 戸籍訂正申立事件など
- 刑事事件：殺人被告事件、強盗被告事件など→刑事訴訟
- 民事事件：損害賠償請求事件など→民事訴訟
- 行政事件→行政事件訴訟
- 犯則事件→国税犯則取締法
- 届出事件→住民課への届出（戸籍法）
- 出生届・死亡届、婚姻届・離婚届、転籍届・入籍届など
など
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